カードローンの複数利用、申込み前に確認しておきたいこと!

お金がないときに便利なのが借入ですよね。しかも日常シーンに照らし合わせてみると、カードローンの利用が特に便利です。

事前に審査を受け、専用カードを受け取ることができれば、以後の借入はATMから好きなときに利用することができます。急な資金不足にも、少額から利用できますので大変便利です。

さて、実際にカードローンの審査を受け、無事審査に通って利用を許可された方であれば、ある使い方を思いつくかもしれません。カードローンは決して利用を強制されるローンではありません。審査を受けても利用資格を問われるだけですから、審査に通ったら直ちにローンを利用しなくてもよいのです。

つまりいつでもお金を借入られる状態だけを作っておき、実際には借入をしないということも可能となれば、「他のカードローンも契約しておこうか……」という考えが頭をよぎった方もいらっしゃるでしょう。

それと言いますのも、カードローンの利用方法は専用カードさえあれば、後はそのカードを受け付けているATMなどがあれば画面操作だけですんでしまいます。持ち歩く必要があるのがカード1枚だけとなれば、手間がかかりませんよね。

このとき、たとえ持ち歩くカードが1枚から2~3枚に増えても、その手間はほとんど変わりませんよね。現代人のオサイフの中には、10枚以上のカードが入っていることも珍しくありません。カードローン専用カードがいまさら2~3枚増えたところで、感覚的にはほとんどわからないでしょう。

カードローンは提供している会社によって微妙に条件が違います。まったく自分の使い方や考え方にそぐわないものもあれば、非常に魅力を感じるサービスもあるでしょう。自分が利用にあたって大変迷ったカードローンが2~3種類あった方にとって、「別にお金を借りないといけないわけではないのだし、いっそのこと全部利用してしまおうか」という考えがよぎるのも極めて自然な話でしょう。つまり気になるカードローンはすべてにおいて利用資格を得ておいて、後は状況によって使い分けようという作戦ですね。

気持ちとしてはよくわかる作戦ですが、果たしてこの方法は可能と言えるのでしょうか?

この点についてですが、「不可能ではない」という答えになるでしょう。確かにカードローンの特徴からいって、複数のカードローンを契約だけしておくというのも悪くはありません。特徴の違いを上手に使い分けるというのも、人によってはできなくはないことでしょう。意志と計画性に自信のある方にとっては有効な利用法となる可能性があります。

ですが、やはりあまりオススメはしかねる方法でもあります。カードローンを複数契約して、それらを同時に使ったりしていると、次第に借入総額がわからなくなりやすいのです。また返済方法や期日なども会社によって微妙に異なりますから、返済日の勘違いなどによる滞納などが起こる可能性も高まってきます。

そしてもっとも懸念されるのは多重債務です。複数個所でそれぞれ資金を借り入れてしまうと、思っていた以上に利用してしまい、結果的に返済に非常に苦労する可能性が低くありません。

このようなリスクを踏まえ、それでもカードローンの複数契約にチャレンジしたいのであれば、手続き上の注意点もあります。

カードローンを複数契約したいからといって、同時に複数のカードローンの申し込みをしては、すべての審査に落とされる可能性があります。何か所にもローンを申し込むと、お金に困っている多重債務者であることを疑われ、そもそも審査を通過することが難しくなるのです。

カードローンの複数契約にチャレンジしたい方は、これらのことにもご注意ください。

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