借金を難なく借り換えするためにはクリアしておきたい一つの条件!
カードローンの登場によって借金にかかる手間は劇的に軽くなりましたが、それだけ借金で苦しむ方が増えた部分もあります。これまでは借金をしたければ必ず審査が必要でしたが、カードローンはこの限りではありません。これこそがカードローンの利点でもありますが、しようとしている借金が適切かどうか、客観的に判断してもらう機会がなくなったとも言えます。自分では大丈夫だと思っていた借入が、分不相応の借金だったということもあるでしょう。
自分が作った借金の返済に予想以上に苦労しそうだと思ったら、借り換えを検討するのが一つの対処法です。
借り換えとは、お金を借りている場所を変更する一つのテクニックです。一度作ってしまった借入の契約をなかったことにはできませんが、事実上、借りる場所を変更することは可能なのです。借り換えしたいときは、今借り入れている額と同じだけのお金を、別の会社から借ります。そのお金には一切手をつけず、そのまま最初に借りていた会社への返済にあてます。それで最初の会社への返済は終わり、今度は後から借りた会社にお金を返していくことになります。つまり、事実上、お金を借りた会社を変更できたことになります。
これのメリットは、金利が低い場所に移ることができる点です。借金で多くの方が苦労するのは、何と言っても利子です。金利が高いところでお金を借りてしまうと、毎月発生する利子が高く、なかなか元本が減らないということになるのです。
最初にお金を借りるときにも多くの方が金利の低い場所を探していらっしゃると思いますが、後になってからさらに低い金利でお金を貸している会社が見つかったり、キャンペーンなどで特別に金利が下がっているサービスが見つかることもあるでしょう。そんなときは借り換えのチャンスですよね。うまく借り換えることができれば、借金も効率よく精算することができます。
負担を軽くするテクニックの一つですから、チャンスがあったときにうまく借り換えができるように、条件をうまく押さえておきましょう。
借り換えは便利なテクニックではありますが、少々難易度が高くなりがちなのがネックです。手続き的には新たなローンを組むことになる方法ですが、すでに多額の借金を抱えての審査になります。借金がない状態で受ける審査に比べると、最初から不利になってしまうのは避けられません。「いざとなれば借り換えすればいいや」というような安易な気持ちで借入を利用し、支払いが苦しくなってから借り換えを利用しようとしても、審査に通らない可能性があるのです。
そのため、できるだけ最初の借入から無理のない計画を立てるようにしてください。カードローンなどであれば、費用が足りなければ、その都度追加で借り入れることは可能です。最初から多額のお金を借りることがないように注意してください。
そして、借り換えを考えているのであれば、とにかく余裕がある間に検討してください。「借り換えできないと借金を完済するのが厳しい」という状況になってから借り換えを申し込んでも審査に落ちる可能性が濃厚です。
「このままでも返せるが、返済総額を少しでも抑えたい」という余裕がある間なら、審査を通過できる可能性があります。万が一審査に落ちたとしても、そのままでも完済は可能であるなら問題はありません。そのときはそのまま、返済を終えればよいだけです。
以上のように、借り換えで大事なのは余裕です。借り換えのチャンスがあれば、余裕があるうちに早めにやってしまうのがオススメです。